監督日記「投手育成の重要性」
リバティーズの指導の重点の一つは「投手育成」です。リバティーズに入団した選手の1人でも多くがマウンドに立ち、ピッチャーとしてゲームに出場すること…そしてこれからの人生の中でその経験を活かしてもらえることを目指します。
現在の少年野球界の抱える問題の一つは、野球肘、野球肩の多発による選手の故障リスクです。野球選手の多くが12歳までに野球肘やリトルリーガーズショルダーを発症しており、その後のプレーヤーとしての活動に悪影響を及ぼしている状況があります。
原因については、科学的根拠に基づき様々なデータが示されていますが、その一つは投球過多…投げすぎにあります。一戦必勝のトーナメント。負けられない試合にエースが投げる。翌日に主催者の違うトーナメントでもエースが投げる。1日に2試合行う練習試合のどちらにも投げる。試合だけでなく、長時間の練習により慢性的に投げすぎていることも原因の一つと言われています。
そうした状況を改善するためにさまざまな大会で球数制限が設けられ、投手交代前提のチームづくりが求められています。そのため、リバティーズでは中長期的視点で投球に関する指導を継続的に行っています。投手が自己の投球を客観的に理解するためにテクニカルピッチによる測定と投球数管理、また動画による動作解析を行います。そして、テクニカルピッチにより測定された回転軸や回転数と動画撮影したフォームを照らし合わせ、基礎を大切にしながらも、本人の感覚とすり合わせながらより本人の個性に合ったフォーム作りに取り組みます。画一的な正解のない指導だけに、しっかり選手と対話しながら作り上げていきます。
野球の楽しみはピッチャーだけではない事は確かです。
しかし、いかに子どもたちが安全に活動できるチームであり続けるかを考えたときに、投手育成は避けては通れない課題です。持続可能性のあるチームであるために、リバティーズは投手育成を指導の重点として活動していきます。
指導に絶対の正解はありませんが、選手とともに、選手を第一に考えたスタンスを持ち続けることの意味は大きいと考えています。
あなたもリバティーズで、自分の新しい可能性にチャレンジしてみませんか?体験、見学はいつでも何度でも大歓迎です。投球に慣れている選手にはテクニカルピッチの体験をしただくこともできます。
お問い合わせはcontactからお気軽に。
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