監督日記「選手起用論〜バランスとチャンス」
活動を再開するリバティーズは10月に三度の練習試合をマッチメイクしています。
ひと月の対外試合スケジュールの中で、選手をどのように起用するのか。チームの指導者の方針は明確であるべきと考えます。
指導者には、チームの中核を担うコアとなる選手たちへ活躍を期待する反面、その選手の心身にかかる負荷とのバランスをトータルでマネジメントする責任があります。特に投手起用においては、イニング数、球数、登板間隔などを考慮に入れた運用は必須であり、降板後に起用するポジションについても成長期の選手一人一人の状態を考慮に入れることが必要です。投手、捕手間でのスイッチは選手への負荷を軽視していると言わざるを得ません。
その一方で、飛躍を期待する選手たち、次世代のチームを担う選手たちへチャンスを提供することも必要となります。出場するイニングや打席に立つ回数…どんなプレーも実際に経験しなければ上達はあり得ません。特に練習試合においてはさまざまな選手にチャンスがあるべきであると考えます。
これらの事をチームとして実践していくためには、指導者が複数の投手、捕手を育成していく必要性、ピッチスマートなどの指標を参考とした球数と休養日の関係性への理解、そして選手が複数ポジションへチャレンジしていくことによるチームの戦略が広がっていくことのメリットなどについて実感的に理解していることが不可欠であろうと思います。
リバティーズは、そのために投手育成を指導の重点とし、捕手も含めた複数ポジションへの挑戦を奨励し、選手の故障につながる長時間かつ過負荷の練習を避けています。
勝利への近道は選手が育っていく事であり、野球を心から愛している選手たちがグラウンドに立つ事です。そのためのリバティーズの理念であり方針です。
リバティーズの理念、方針に賛同してくださる方、是非チームへ集ってください。心から歓迎いたします!
チームに関するお問い合わせ、見学や体験の申し込みはcontactからお気軽に。
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