監督日記「あるよあるよは必要ない〜ベクトルを自分に向けて」

本日はリバティーズ新チームで初の紅白戦、時間無制限、5イニングを行いました。

もちろん、球数制限に気をつけて投手は4人の継投です。うまくいく投手も、くやしい投手もいた。それもまた成長に必要な経験値。

紅白戦では対外試合以上に勝敗に意味はありません。

一人一人がいいプレーをすること、いい連携を見せていくことそのものが大切です。(もちろん、その結果勝利がついてくることもある。)

そして、こういうチャンスにこそスケールの大きな試合運びをしていくことが成長のチャンスになります。

例えば試合の中で、ゴロを打ったとき…ベンチなら聞こえる「あるよ、あるよ。」という声かけ…何があるんでしょう。

それはある一面、相手のエラーを期待する消極的なマインドの表れ。

あるいは執拗な牽制。何かランナーが気を抜いていてくれないかなという期待の表れ。

いずれも意識のベクトルは他者を向いています。

もちろん対戦相手との駆け引きは大切です。

しかし、育成年代…特に小学生の時期はもっと自身のスキル自体に目を向けたいところです。

エラーを期待しなくとも…内野の頭を越える力強い打球を打てるようになる。

ランナーが出てから牽制を意識するよりも、ランナーを出さないための投球術を工夫する。

自らの力、スキルで試合を好転させる事を目指していかなければパフォーマンスは向上しません。
試合の結果が大切なのではなく、ベクトルを自分に向けてスキルアップとパフォーマンスアップを意識する。

そうすれば、「あるよ、あるよ。」の声が不要であることにきっと気づいてくれるハズです。

リバティーズはリーグ戦を主体に活動するチームです。勝敗よりも育成を重視し、指導者に名誉も栄光も必要ありません。

選手が主体であり、選手が育つことが目的です。

そんな稀有なチームへ、賛同してくださる新たな選手の参加を待っています。

チームに体験会はありません。見学、体験は随時受付中です。お問い合わせやお申し込みはcontactからお気軽に。

0コメント

  • 1000 / 1000