監督日記「個を育てるためのチームであるために〜少年スポーツとスタッツ」
小学生の野球チームの在籍期間は最長でも6年間です。
どんな選手も必ず次のステージに歩んでいきます。
そのステージは、野球とは限りません。他の球技かもしれないし、学問や芸術かもしれない。
そんな中でも中学で野球を続けたいと考えてくれる選手がいるならそれはすごく嬉しいこと。
そんな選手をたくさん送り出していくこと、しっかりと力をつけた個人を輩出していくことこそ育成を標榜するチームの目指すところ。
言い換えるならば、いかに個の力を伸ばしていくかを大切にしているのがリバティーズです。
そのために大切なのはスタッツ。
個人記録です。
リバティーズではフロンティアリーグの公式戦を電子スコアで記録して、選手個人の成績を算出しています。
そして規定に到達している選手たちはリーグの他の選手たちとの比較の中で自分の現在位置を知ることができます。
チームの勝敗による順位を追うこと、チーム一丸となって勝利を目指すことはとても大切なことです。
しかし、少年期のスポーツにおいてチームの勝利と同等…もしくはそれ以上に大切なのが個人のスタッツであると考えています。
であると同時に、特に注目されにくいのも個人記録であり個人成績であると言えます。
とはいえ、これは仕方のないことです。
多くの少年スポーツ、特に少年野球はトーナメント戦による日程消化がほとんどです。
負けたら終わりの一発勝負では、単発の大会での記録はあったとしても年間通じて選手の記録を追い続けることなど無理な話なのです。
そうなれば、チーム単位のスタッツに注目せざるを得ません。
優勝チームのスタメン、ベンチ入り、背番号一桁…など、チーム成績に紐付く形での選手評価が主流となります。
では、そのチームを離れた時に、自立した1人の選手としてどんな能力を得られているのでしょうか。それをどのように推しはかり、評価し、指導につなげていくことができるのでしょうか。
リバティーズでは、上記のようにリーグ戦の中でデジタルスコアを活躍したデータ管理により集計した記録を選手、保護者が閲覧可能な枠組みを作っています。
そこから、指導者はさまざまな分析を行います。
投球数と投球回数に着目し、一イニングあたりの投球数を分析すれば見えてくる投手の性質があります。
長打力と出塁率に着目し、OPSで選手の打撃を評価するというメジャー視点の分析もできます。
そして、それらを選手一人一人にフィードバックしていく。
チームの選手であると同時に、一人一人は独立した存在。いつかチームを離れていく。そのときまで、しっかりと成長してほしい。
少年スポーツであるからこそ、チーム本位にならない個人スタッツの尊重が必要だと考えています。
リバティーズだからこそ提供できる環境があります。そして、ポニーリバティーズへの一貫指導体制ができあがりました。
個を育てるチーム、そして目指すは多世代型クラブ。リバティーズのチャレンジは続きます。
見学、体験のお申し込みはcontactからお気軽に。
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